皆様、こんにちは。
羽生リボン歯科・矯正歯科 歯科医師の森です。
先日、お祭りを見に行って参りました。
羽生の医院から車で15分ぐらいのところに、なんと、埼玉県の名前の由来となった地域があり、大型の古墳があります。5世紀後半から7世紀はじめごろまでにつくられた9基の古墳が群集していますが、日本最大級の円墳には実際登ることもできます。毎年ちょうどこの時期に火祭りというイベントが開催され、今回、運良く見に行くことができました。
私は夜に見に行ったのですが、古代衣装を身にまとった方が松明をもって練り歩いており、非常に幻想的な景色が広がっていました。
感動的でした。
ずっと仕事をしていると、たまにはこのようなイベントに参加してリラックスしたいと思いますが、職業柄、「古代人の口の中はどうなっていたんだろう」とか「虫歯の治療はしていたんだろうか」などと考えてしまいます。完全に職業病ですね。
(ちなみに日本では江戸時代、武士は房楊枝という歯ブラシのようなもので歯の手入れをしていました。虫歯になったら歯を抜く以外に治療法がありませんでしたし、麻酔もありません。重症の方は日々、激痛に耐えながら生活をしていました。徳川家茂の遺骨には31本中30本の虫歯が見つかっています。時の最高権力者さえ満足な治療を受けられなかったことを考えると、現代は本当に恵まれていますね)
皆様はご自分のお口の中について、きちんと理解していますか?
歯が何本あり、どこをどのように治療しているかなどを把握していますか?
人間は五感のうち、視覚で多くの情報を得て物事を理解しようとします。情報量のなんと80%以上を視覚的に得ていると言われています。つまり、目で見えないものは理解しづらいのです。
お口の中は目で見えません。手が汚れていたらすぐに洗いますが、お口の中が多少汚れていても洗わない人がほとんどです。見えないから気にならないのです。
私たちの仕事はまず「見えるようにする」ところからはじめます。初診時にレントゲン撮影やお口の写真撮影を行うのはそのためです。患者様に見てもらい、知ってもらう。それが治療のスタートだと思います。
最近では新人教育の一環で、スタッフ同士で写真撮影などの検査のトレーニングを行っています。まだまだ未熟な部分もありますが、これからも患者様に苦痛が無いように日々精進して参ります。
自分のお口の中の現状を知ることは、いつまでも健康にすごすために必要なことです。検診だけでも受け付けておりますので、ご興味のある方は是非お越しください。